こんにちは!
フリーランスとしてVtuber制作をしているかさはらです。
Vtuberに必要なソフトを紹介しているサイトはいくつかありますが、正直、使い物にならないソフトを紹介したりしているケースがちらほらあります。
今回紹介するソフトは僕が実際に使ったことあるソフトの中で、おすすめのソフトのみを厳選しました。
- イラストを書く
- モデリングをする
- モデルを動かす
Vtuberを制作する時には大きく分けると、この3段階に分けられます。
今回は各段階ごとに必要なソフト・機材をご紹介していきますね。
イラストを書くのに必要なソフト
オリジナルキャラクターをVtuber化する時にはまずはイラストを描く必要があります。
ここではVtuber用のイラストを描く時に便利なソフトをいくつかご紹介していきますね。
イラストを描くソフトに関して、この記事とは趣旨が若干ずれるので、軽くご紹介します。
もし、オリジナルキャラクターで作らない人は読み飛ばしてください。
2Dモデルの場合はレイヤー分けができるソフトを選ぼう!
3DモデルのVtuberを作る場合、イラストはどのソフトを使って描いても問題ないと思います。
しかし、2DモデルのVtuber用を作る場合、レイヤー分けというのが必須になってきます。
レイヤー分けとはパーツごとにページを分けてイラストを描くことです。
2Dモデル用のイラストはこのレイヤー分けが必須になります。
レイヤー分けができるソフトは以下の4つのソフトです。
- Photoshop
- Clip Studio Paint
- krita
他にもいくつかあるそうですが、有名どころで僕が確認した中で、レイヤー分けができたのがこの3つのソフトですね。
「Photoshop」と「Clip Studio Paint」は有料ソフトで、「krita」は無料ソフトです。
2DモデルのVtuberを作る場合はこれらのソフトを使用しましょう。
レイヤー分けについて知りたい人はこちら!
イラストを依頼する
もしイラストを依頼するなら、「ココナラ」というサイトがおすすめです。
ココナラというサイトではイラストを500円から依頼することができます。
僕もココナラでVtuber用のイラストを注文したことがありますが、このイラストを500円で描いてもらいました。
全身のイラストや装飾がついたイラストはもう少し値段が上がりますが、このぐらいのイラストなら500円で依頼できます。
イラストを依頼しようと考えている人はぜひココナラを使ってみましょう。
Vtuber用のイラストは少し特殊
Vtuber用のイラストは普通のイラストとは少し違います。
レイヤー分けもそうですが、他にもVtuber用のイラストには注意点がいくつかあります。
例えば、3Dモデルを作る場合、イラストは正面だけではなく、横のイラストや後ろのイラストが必要です。
もし正面のイラストだけでモデリングをしようとすると、かなり大変な思いをします。
このように、イラストの注意点を知っておかないと、イラストを加工する段階でやり直しの可能性があります。
Vtuber用のイラストの注意点について知りたい人は以下の記事をチェックしましょう。
モデリングをするのに必要なソフト
次にイラストをモデリングをする時に必要なソフトを紹介します。
モデリングとはイラストを動かせるように加工することです。
加工したモデルを動かすためのソフトに入れることで、Vtuberを動かすことができます。
今回紹介するモデリングのソフトは以下の3つです。
- Live2D
- Blender
- Vroid
- Vカツ
2DモデルならLive2Dの一択
もしあなたが2DモデルのVtuberを作ろうとしているのであれば、モデリングのソフトは「Live2D」の一択です。
僕が知る限り、2DモデルのLive2Dではオリジナルのイラストに表情や動きをつけることができます。
2DモデルのVtuberのほとんどはこのLive2Dを使われていますね。
僕もこのソフトは愛用していますが、かなり使いやすいですし、ダウンロードは無料です。
公式ページには使い方のマニュアルがあり、これがかなりわかりやすいと思います。
このソフトは使い方もわかりやすいので、センスある人なら2日間ぐらいで習得可能です。
FREEとPROの2つのプランがあるのですが、個人の場合はFREEの方で十分です。
プランの違いについて詳しく知りたい人はこちら!
- 2Dモデルのモデリングが可能
- 無料で使える
- かなり使いやすい
- マニュアルが超わかりやすい
- FREEとPROの2つのプラン
3DモデルならBlenderがおすすめ!
3DのVtuberをモデリングするなら「Blender」がおすすめです。
Blenderはモデリングソフトの中で、かなり有名なソフトです。
特徴は何と言っても「無料」ということ。
僕は実際に使ったことがありますが、多機能で使いやすいです。
オープンソースで作られているから無料ということらしいです。
Vtuberのモデリング以外にも、モーション付けやアニメーションなども作り込むことができます。
モデリングのソフトでもう1つ有名なのが「Maya」というソフトなのですが、こちらは有料で1年間で25万円かかります。
確かにMayaの方が色々できるらしいですが、Vtuberを作るにはBlenderで十分です。
またBlenderで作ったモデルはMayaでも加工できるので、最初はBlenderを使うのがおすすめです。
Blenderの使い方について知りたい人はこちら!
- 3Dモデリングのソフト
- 無料で使える
- 多機能で使いやすい
- モーションなども付けられる
イラストなしでモデリングができるVroid
もし、イラストなしでモデリングをしたい!という人はVroidがおすすめです。
価格も無料です。
今まではモデリングには必ずイラストが必要でしたが、Vroidでは絵を描くように3Dのモデリングができちゃいます。
こんな感じで、ペンタブを使うことでモデリングが可能です。
Blenderは使い方を勉強しなければモデリングができませんでしたが、Vroidを使えば誰もでモデリングが可能です。
僕も軽く使ってみましたが、ほんと簡単にモデリングができますね。
体型から髪型、目や口の位置などかなり細かい部分まで、モデリングが可能です。
作ったモデルはVRM形式でのみ、エクスポートできます。
Blenderと比較すると、人型以外はモデリングできないなど、用意されたものでしかモデルを作れないのがデメリットですかね。
- 3Dモデルのモデリングソフト
- イラストなしでモデリングが可能
- 無料で使える
- 直感的に誰でも使える
- VRM形式でのみエクスポート可能
- モデリングは少し限定的
超簡単にモデリングできるVカツ
Vroidよりも簡単にモデリングが可能なのが、「Vカツ」というソフトです。
Vカツはモデリングというより、カスタマイズに近いです。
体の部品が用意されていて、それを組み合わせてモデルを作っていきます。
部品の種類も数百種類用意されているので、ほとんどオリジナルのようなモデルを作れます。
価格も無料です。
1つ欠点は作ったモデルをエクスポートする時に5000円かかります。
つまり、Vtuberを動かすためには5000円かかるということですね。
Vroidよりも簡単なので、Vroidでもモデリングがめんどくさいという人におすすめです。
- モデルをカスタマイズできる
- パーツは数百種類
- 無料で使える
- エクスポートに5000円かかる
Vtuberを動かすのに必要なソフト
次にモデリングしたモデルを動かすために必要なソフト・機材をご紹介します。
この段階がソフトや機材の選択肢が最も多いです。
動かし方次第で色んなソフトがあります。
似たようなソフトも多いので、代表的なソフトのみご紹介しますね。
- Facerig
- 3tene
- Hitogata
Facerig
価格 | 約1400円 |
フェイストラッキング | ○ |
モーションキャプチャー | ○(プランによってはできない) |
録画 | ○ |
対応OS | Windowsのみ |
もし2DモデルのVtuberを動かしたい人は「Facerig」の一択でしょう。
Facerigほど2Dモデルを安価で精度高く動かせるソフトは今の所ないです。
価格は約1400円ですが、Live2Dで加工したモデルをインポートする場合はプラスで400円ほどかかります。
また体を動かすモーションキャプチャーは数万円するプランを購入しなければできません。
フェイストラッキングに関しては約1400円のプランでできます。
Webカメラさえあれば使えるので、2Dモデルを動かしたい人は使ってみましょう。
Live2DのモデルをFacerigに導入する方法を知りたい人はこちら!
3tene
価格 | 無料(有料プランあり) |
フェイストラッキング | ○ |
モーションキャプチャー | ○(プランによる) |
録画 | ○(windowsのみ) |
対応OS | Windows・Mac対応 |
3teneは2018年に開発された3Dモデルを動かすためのソフトです。
無料でも使用できますが、有料プランでないとモーションキャプチャーはできません。
またモーションキャプチャーを行うにはVRが必要になります。
また録画は現在、windowsにしか対応していませんね。
Macで録画をする場合はOBSなどの外部ソフトが必要です。
またVRM形式のモデルのみインポートが可能なので、VRM形式に変換する必要があります。
この3teneは半年前ぐらいにリリースされたソフトで、まだまだ開発途中です。
なので、不具合が多いですが、これから期待できるソフトですね。
Hitogata
価格 | 無料 |
フェイストラッキング | ○ |
モーションキャプチャー | × |
録画 | × |
対応OS | Windowsのみ対応 |
Hitogataは完全無料で使用することができるソフトです。
作ったモデルをフェイストラッキングすることができます。
僕はHitogataを使ったことがありますが、少しラグがありますが、十分使えるソフトでした。
録画機能はないため、こちらもOBSなどの外部ソフトが必要になります。
Hitogataは現在開発が半年ほど止まっているため、開発がこれからは進まないかもしれません。
VRで動かす
VRを使う方法は割と主流な方法なので、この方法で動かしている人は多いですね。
最近になって、VRに対応するようなソフトも増えてきました。
VRを使ってVtuberを動かす方法を知りたい人は以下の記事を参考にしましょう!
アプリで動かす
現在、VtuberはPCを使って動かすのが主流ですが、アプリでも動かすことは可能です。
有名どころだと「ホロライブ」とかがありますね。
Vtuber用のアプリについて知りたい人はこちらの記事を参考にしてください。
Unityで動かす
「Unity」という環境でVtuberを動かす方法もあります。
今まで紹介した方法はソフトをダウンロードすれば使えるものでしたが、Unityではプログラムを書く必要があります。
Unityを使用すれば精度の高い動きをVtuberに反映できます。
UnityでVtuberを動かす方法を詳しく知りたい人は以下の記事を読んでみましょう。
Vtuberを作ろう!
Vtuberになるためのソフト・機材をまとめてきましたが、どうでしたか?
それぞれのソフトによって特徴が違うのがわかったと思います。
自分のなりたいVtuberによって、使うソフトを決めましょう。
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