こんにちは。
さて、今回はVtuberを動かすのに必要なPCスペックについて調査・検証したので、まとめていきます。
Vtuberを動かすにはある程度のPCスペックが必要です。
Vtuber制作の依頼を受けるときに「必要なPCスペックはどのくらいですか」という質問をいただくことも多いです。
なので、今回はVtuberを始めるのに必要なPCスペックをまとめてみました。
今回はソフト開発側が提示している推奨スペックも一緒にまとめていきます。
必要なPCスペックは?
正直、Vtuberを始めるのに必要なPCスペックは一概に言い切ることはできません。
なぜなら、Vtuberを始める方法は多様なので、どの機材・ソフトで動かすかよって必要なPCスペックは変わっていきます。
また、ボイスチェンジャーやOBSなど、他のソフトと併用する場合はその分ハイスペックのPCが必要になるでしょう。
この様にどの様な環境で使用するかによって選ぶPCは変わっていきます。
ただ、Vtuberを始める上でPC選びの大切なポイントというのはあります。
GPUとCPUのスペックが重要
Vtuberを始めるのに一番重要なパーツはPCのGPU(グラフィックボード)です。
このパーツは名前の通り、映像を処理するパーツで、このパーツのスペックが低いと、きちんとVtuberを動かすことができません。
VRを使うならGTX1060以上が推奨
このパーツで有名なメーカーはGeforceというメーカーです。
VRを使ってVtuberをやる場合は、大体このメーカーでいうGTX1060以上のスペックが推奨されています。
VR機材の推奨スペックを調べてみても、大体GTC1060かGTX1070とされています。
つまり、「VRを使うのあれば必要なスペック」の基準がGTX1060ということになります。
なので、もしPCを新規購入する場合は、GTX1060以上のスペックのものを選んだ方がいいと思います。
ただ、こちらは最低限動く基準ですので、もっとスペックが高いものの方が安定して動くでしょう。
以下のサイトにはGPUのスペック比較が載っているので、気になる人は参考にしてみましょう。
CPUはCorei5以上が推奨
あと重要なのはPCの頭と言われるCPUというパーツです。
コチラのパーツはCorei5以上が推奨とされています。
ただ、自作でPCを作らない限り、GPUがGTX1070以上のPCはほとんどの場合、Corei5以上のCPUパーツが搭載されています。
一応、購入する際にチェックはした方がいいと思いますが、PCを購入するときにはGPUをチェックしましょう。
2DのVtuberは比較的安価なPCで可能
2DのVtuberの場合は比較的安価なPCで、Vtuberを始めることが可能です。
僕は以下のスペックのノートPCを使用しています。
価格 | 114,382 円 |
CPU | Core i7-9750H |
GPU | GXT1650 |
コチラのPCなら、2DのVtuberは問題なく動かすことが可能です。
このPCは10万前後と日常的に使用するPCよりは高いですが、Vtuberを動かせるPCの中だったら安価だと思います。
もし2DのVtuberを始めたい人はこれくらいのスペックで動かせるので、参考にしてみてください。
WindowsPCを購入しよう
Vtuberを始める場合、WindowsのPCがおすすめです。
理由はVtuber用のソフトがWindowsのみ対応な場合が多いからです。
2020年8月現在だと、MacでVtuberを始める方法は限られるので、新規で購入する場合はWindowsのPCを選びましょう。
現在、Macを持っている人は以下の記事を参考にしてみてください。

結局どのPCが良い?
全てのPCを検証していないので、これが絶対良い!というPCは挙げられません。
ただ、手元にあるPCは検証済なので、以下のPCであれば動かして配信することは可能だと思います。
コチラのPCであれば、2DVtuberは問題なく動かせます。
3DのVtuberも動かせますが、ソフトを重ねて使用するとPCが熱くなります。
The Outer Worlds 推奨ゲーミングPC GALLERIA RV5
このPCであれば、3DのVtuberも問題なく始められると思います。
CPU・GPU共に十分なスペックがあるので、複数人同時に動かすなど、特殊な状況でなければ問題ないです。
ソフト別の推奨PCスペック
次に、ソフト別で推奨PCスペックをまとめていきます。
使用するソフトによって処理が異なるので、推奨スペックも変わっていきます。
今回の紹介するソフトは以下の5つです。
- Facerig
- Vカツ
- HItogata
- 3tene
- Perception Neuron
Facerig
対応OS | Windows® 7およびそれ以降 |
プロセッサー | Intel® Core™ i3-3220 |
メモリー | 2 GB RAM |
グラフィック | NVIDIA GeForce GT220 |
DirectX | Version 9.0 |
ストレージ | 3 GB 利用可能 |
Facerigは2DモデルのVtuberを動かすためのソフトです。
2DモデルのVtuberはほとんどこのFacerigを使っていますね。
必要PCスペックをみてみると、割と低いスペックのPCでも使えることがわかりますね。
最近のPCならメモリーは4GB以上がほとんどだと思いますし、ストレージも3GBなら余裕だと思います。
しかし、こちらの条件は最低条件です。
推奨されている条件は以下のような条件です。
対応OS | Windows® 7およびそれ以降 |
プロセッサー | Intel® Core™ i5-4570 3.20GHz |
メモリー | 4 GB RAM |
グラフィック | NVIDIA GeForce GTX560 |
DirectX | Version 11 |
ストレージ | 4 GB 利用可能 |
まあこれでも通常のPCなら大丈夫だとは思います。
Facerigについて詳しく知りたい人はこちら!

Vカツ
対応OS | Windows® 7およびそれ以降 |
プロセッサー | Intel Core i5 4590以上 |
メモリー | 4 GB RAM以上 |
グラフィック | NVIDIA GTX 970 or GTX 1060以上 |
DirectX | Version 11 |
ストレージ | 1 GB 利用可能 |
Vカツは3Dモデルを作ったり、動かすことができるソフトですね。
こちらはおそらく必要スペックだと思いますが、こちらも普通のPCなら動かせますね。
しかし、Vカツで作ったモデルをバーチャルキャストなどで動かす場合には、VRが必要となります。
対応VRは以下の3つです。
- HTC Vive
- Oculus Rift
- Win MR
3tene
対応OS | Windows7 SP1 以降 or High Sierra 10.13.6 |
プロセッサー | Intel Core i3-4130 以上 |
メモリー | 4 GB RAM |
グラフィック | Intel Core i3-4000 シリーズ内蔵GPU 以上 |
DirectX | 記入なし |
ストレージ | 記入なし |
3teneは3Dモデルを動かすことができるソフトです。
VRM形式の3Dモデルに対応しており、フェイストラッキングやモーションの再生などを行うことができます。
有料プランではモーションキャプチャも可能なソフトです。
こちらも必要PCスペックは大体Vカツと同じような感じですね。
上記の条件は最小スペックで、推奨スペックは以下の通りです。
対応OS | Windows10 以降 以降 or Mojave 10.14.3 |
プロセッサー | Intel Core i3-4130 以上 |
メモリー | 4 GB RAM |
グラフィック | NVIDIA GeForceシリーズ もしくは AMD RADEONシリーズの外部GPU |
DirectX | 記入なし |
ストレージ | 記入なし |
3teneについて詳しく知りたい人はこちら!

Hitogata
対応OS | Windows Vista 以降(64bit) |
プロセッサー | 記入なし |
メモリー | 記入なし |
グラフィック | 記入なし |
DirectX | Version 11 |
ストレージ | 記入なし |
Hitogataは3Dモデルを動かすためのソフトです。
作った3Dモデルをインポートすることで、モデルを動かすことができます。
Hitogataのホームページには必要スペックに関する情報があまりありませんでした。
ソフトは3teneと同じような感じなので、おそらく3teneで推奨されているスペックのPCであれば問題なく動かせるとは思います。
Perception Neuron
対応OS | Windows 7のSP1 64ビット以降 |
プロセッサー | Intel® Core™ i5-4590またはそれ以上 |
メモリー | 8GB+ RAM |
グラフィック | 2GB DRAM USB 3.0ポートもしくはUSB 2.0ポートx1以上 |
DirectX | OpenGL4.4およびDirectX9以上 |
ストレージ | 4 GB 利用可能 |
Perception Neuronはモーションキャプチャをするのに必要な機材ですね。
今まで紹介してきたソフトよりも、断然必要なスペックが上がりましたね。
特にメモリー8GBが他のソフトと違いますね。
モーションキャプチャーはかなりPCのスペックが良くないと厳しいと思います。
Perception Neuronについて詳しく知りたい人はこちら!

できるだけハイスペックのPCを選ぼう!
もし購入したPCで動かない場合はお金が無駄になってしまうので、お金に余裕があるのであれば、できるだけ良いPCを買った方がいいと思います。
特に3Dモデルを動かす場合はハイスペックなPCが必要なので、購入するときはGPUに注目して、スペックのいい物を購入しましょう!
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