こんにちは。
僕は普段、依頼を受けてVtuber制作(2D・3D両方)からセットアップまでのアドバイスをしております。
そんな中よく聞かれるのが
「Vtuberやりたいですが、やり方がわからないので、教えてください!」
というものです。
Vtuberの始め方はかなり多種多様です。まったく知識のない人からすると2Dと3Dの違いも判らないでしょう。
僕もそうでしたが、知識ゼロからVtuberを始めようとすると、どの方法がベストかは非常に分かりにくいです。
なぜかというと、方法によって、かかる予算やどこまで動かせるのかがわかりにくいからですね。
実際、試してみればいいのですが、ソフトや機材によっては高額なものも多いので、なかなかそれも難しいです。
今回の記事はVtuberに関して、知識ゼロの人がVtuberを始める際にどの方法で始めたほうが良いのか、僕なりの意見としてまとめました。
この記事ではザックリと方針のみを提示するので、具体的な方法に関しては要所要所でリンクを貼っておくので、それらを参考にしてください。
企業や個人問わず、この記事を参考にして、Vtuberを始めてもらえればうれしいです。
まずは目的と予算を明確にしよう!
僕としてはまずは何をしたいのか、目的を明確にすることが大切だと思います。
作ったアバターをどのように使いたいかによって、作り方・始め方が変わりますし、依頼した際のお値段も変わります。
また当然ですが、かけられる予算も多ければ多いほど、表現できることが増えます。
なので、まずはVtuberを始める際には予算と目的が大切になってきます。
今回の記事では、目的と予算を軸に例を挙げながら、Vtuberの作り方・始め方をまとめていきます。
今回は大きく分けて以下の2通りの始め方について解説します。
- 個人的にVtuberとして配信したい!
- 企業としてVtuberをマネジメントしたい!
少しザックリな分け方になりますが、大方の人はこの中のどちらかに含まれるとは思います。
それぞれの選択肢の中で、予算などを考慮しながら解説していきたいと思います。
個人的にVtuberとして配信したい!
まず、個人的にVtuberとして配信したい人に関してです。
個人で始めたいのであれば、2Dアバターを作って配信するのがおすすめです。
なぜかというと、3Dは予算がかかるからですね。
個人で始める人の多くはそこまで予算がかけられない人が多いです。
3Dアバターで配信を始めるには、ハイスペックPCや機材などが必要になるので、環境整備だけで数十万かかったりもします。
また、依頼してアバターを作ってもらう場合でも、3Dの方が高額になりますね。
それと比較すると2Dアバターは安価かつ簡単に始められます。
また、意外に2Dでもできることは多いので、まずは2Dモデルで初めて見るのがベストだと僕は思いますね。
具体的にかかる予算や実装できる動きに関しての違いは以下の記事にまとめてあるので、詳しく知りたい人は以下の記事を参照してください。

2Dで始めるのであれば、Live2D+Facerigが王道
2DアバターでVtuberを始めるのであれば、Live2D+Facerigが王道です。
現在、2Dアバターで個人的に活動しているほとんどのVtuberがこの方法だと思います。
この方法に関してはネットにたくさん情報が載っているので、動かすのも簡単ですし、低予算で実装可能です。
具体的な方法に関しては以下の記事で解説しています。

Macの人はLive2D+3tene
FacerigはWindowsのみの対応なので、Macユーザーの人は3teneを使うのがおすすめです。
こちらLive2Dに対応するには有料ですが、2200円と安価に購入可能です。
正直、Facerigには機能的な面で劣りますが、十分使えるツールです。
Macユーザーの人は3teneで2Dアバターを動かすといいと思います。
3teneのLive2Dプランに関しては以下の記事でまとめています。

2Dアバターを依頼するならココナラ
2Dアバターで始める場合、イラストが必要になります。
そんな時は、ココナラで注文するのがおすすめです。
ココナラでは、比較的安価に2Dアバターを依頼できます。
【ココナラで依頼する】
2Dアバターの相場に関して知りたい人はこちら。

ハイスペックPCを持っている人は3Dでもいい
3DアバターでVtuberを始めるのに一番コストがかかるのがPCだと思います。
Vtuberとして配信するにはグラフィックボードのスペックが重要ですが、確実にPC全体の価格が10万以上のハイスペックなものが必要になるでしょう。
グラフィックボードの必要スペックに関しては長くなるので、詳しく説明しませんが、3Dで配信するにはSteamVRの「VRready」ぐらいのスペックが欲しいので、GTX1060以上はあったほうがいいでしょう。
もし、グラフィックボードのスペックがGTX1060以上あるのであれば、3Dアバターで始めてもそこまで予算はかからないと思います。
後はどんな動きをつけたいかによって、機材を選ぶ必要がありますね。
3DアバターならVroid+3tene
個人的に3Dアバターで始めるならVroid+3teneがおすすめです。
Vroidを使えば、無料でかつ簡単に3Dアバターが制作可能です。
Vroidで作ったアバターは3teneで動かせばいいと思います。
この方法だと、ハイスペックPCさえがあれば3Dアバターの制作から動作まで無料でできます。
スキルがない人であれば、この方法がベストですね。
他の方法としてはCGスキルがある人はMayaやBlenderで作るのもありですし、環境構築できるのであればUnityで動作環境を整えるのもいいと思います。
これらのスキルがない人はVroid+3teneが一番いい方法だと思いますよ!

Vroidの使い方に関してはこちらの記事を参考にしてください。

企業としてVtuberをマネジメントしたい!
僕のクライアントさんでも企業としてVtuberをマネジメントしたい!という方もいます。
そんな方におすすめしているのは「2Dから初めて、売れたら3D化する」という方法です。
この方法をとっているVtuberは結構な数います。
先ほども言いましたが、2Dアバターの方が圧倒的に簡単かつ安価に作れて、早く配信が可能です。
企業でVtuberを始めるとなると、スピードが大切だと思いますので、2Dアバターでとりあえず初めて、人気が出始めたら、3D化するのがベストでしょう。
3D化はクラファンなどで資金調達も可能
これのメリットは他にも資金調達が簡単になるというメリットもあります。
2Dで初めて、ファンを獲得すれば、3D化するときにクラファンを立ち上げて資金調達もすることも可能です。
この方法論で、資金調達しているVtuberもちらほら見かけます。

ベンチャー企業などは資金繰りで大変な場合もあると思いますので、この方法であれば資金調達も比較的簡単でかつ、確度も高いでしょう。
Live2D+Facerigで始めよう!
企業で始める方でも、Live2D+Facerigで始めるのがベストでしょう。
ただし、月に500ドル(約6万円)以上の収入がある場合はPRO版を購入しなければいけませんが、こちらも数千円と安価です。
Unityで環境構築してもいいと思いますが、スキルがない場合、作業コストもかかりますし、おすすめはしません。
まずはLive2D+Facerigが王道ですので、それで初めてみるといいと思います!

予算があるなら最初から3Dが良い!
とは言っても、3Dの方が表現力が高いのは事実です。
キズナアイなど、人気Vtuberのほとんどは3Dアバターですね。
なので、予算に余裕がある場合は3Dから始めても問題はないかと思います。
確かにクオリティの高い3Dモデルを作って、高い機材を整えて、動作環境をきちんと整えられれば、人気が出る当然確率は上がります。
何なら、それだけで他のVtuberと差別化できると思うので、予算があり確実に人気を出したいと考えている人は3Dアバターで始めてもいいとは思います。
だた僕個人の意見ですが、Vtuberが人気が出る要因はアバターというよりも、声や中の人の性格、コンテンツの企画、更新頻度などの方が重要だと思います。
ですので、アバターにお金をかけるより、上記のことにお金と時間をかけるのがいいとは思いますので、その点を考慮に入れてどうするか考えるといいとは思います。
3Dにかかる予算に関しては以下の記事を参考にしてみてください。

2Dから3Dがベスト!
個人で始めるにしても、企業で始めるにしても、2Dから初めて後から3D化するは共通して言えることだと思います。
個人でも企業でもローコストで配信したいというのは変わらないと思うので、まずは2Dで始めてみるのがいいと思います。
2Dで始めて、体を動かしたい!とか立体表現したい!とか、課題が出てきたときに3Dにしても遅くはないでしょう。
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