こんにちは。
久しぶりのコラム記事。
もう2020年になって1か月ですが、案件が落ち着いてきたので、去年の振り返りをします。
自分のことを振り返るのもいいですが、去年自分も関わったVtuber界隈について考えていこうと思います。
2019年は前半はVtuberバブルの盛り上がりがあり、後半は衰退の影が見えた感じですね。
僕自身もVtuber制作をしているので、2019年は多くの案件をこなしました。
クラアントさんの中にはビジネス目的でVtuberを使いたいという人が多かったですね。
他にも、個人で使用するという人も多く、まさにバブル状態だと感じました。
後半はVtuber事務所の解散が目立ってた感じがします。
まだまだバブルは続くだろうけど、衰退していく感じは見えてきましたね。
まあ、バブルなのでいつかはじけるわけで、あともって1,2年かなと思います。
このバブル崩壊に備えなければ…と色々試行錯誤しようかなと2020年は思っております。
今、Vtuber制作がメインの収入源なので…。
でも、2019年はVtuberバブルだなと感じますが、その後のことを考えると別にVtuberという存在が、全くなくなるわけではないと思います。
以前こちらの記事でもザックリ書きましたが、2020年以降はおそらく商用利用でVtuberを使う人は減っていく感じがしますね。
商用利用目的のVtuberがバブル状態なだけで、個人Vtuberはそこまで減らないかと思っています。(多少は減ると思いますが)
個人利用の人たちも現在はyoutubeやlive配信アプリでの配信がメインですが、今後はコミュニティ利用が増えていくかもしれません。
現在、自分のアバターをコミュニティに出現させ、コミュニケーションしている人たちはごく少数です。
僕はVtuberは衰退していくと思いますが、このアバターとして利用する人は増えていくかと思います。
おそらくVtuberというネーミングではなくなり、違うものとして普及していくかもしれませんね。
例えばこのコミュニティソフトではVRchatが有名ですが、まだまだかなり少なく、そもそもVRchatで自作アバターを出現させるのですら難しいです。
このコミュニティソフトで自作アバターを使用することは導入難易度が高く、コストも高いのが現状です。
しかし、一回使ってみればわかりますが、僕はこのソフト、かなりインパクトがありました。
仮想空間において、相手(アバター)の表情を見ながら会話をする行為は、かなりリアリティがあります。
今後もっと、技術レベルが向上し、導入コストや難易度が下がっていけば、これは増えていくなと感じました。
Facebookはこの仮想空間上のコミュニティ(ソーシャルVRサービス)にかなり力を入れています。
まさに「ソードアートオンライン」や「レディプレイヤー1」などの世界観が現実になりつつある感じですね。
超わかりやすく言うと、この世界はSNSを仮想空間上で再現するみたいな感じです。
SNSでは自分をアイコンなどで表現していたのが、仮想空間上では身体を持つことができます。
この身体性をネット空間上で獲得できることで、ネット空間はよりリアリティを持ちます。
この差は大きいと考えていて、
SNSでは現実味がないので、勘違いして暴言を吐きまくる人たちが多いが、VR空間上にネットコミュニティが移った時、この問題は解決する気がする。問題なのはSNSに現実味がないから。仮想空間上でもアバターという身体を持てばある意味「現実味」を感じる気がする。ということでVRchat始めます。
— Vtuberの解剖学者🛠️ (@obakasahara) November 9, 2019
このツイートでも行ったけど、SNSの最大の問題点と言ってもいい罵詈雑言を吐き出す人達が仮想空間ではいなくなると思います。
なぜなら、そこに身体がありリアリティがあるから。
人に面と向かって悪口は言わないですよね?
SNSではそれが起こっているけど、そこにリアリティを感じないのが原因じゃないのかなと思います。
確かにSNS上のいじめで精神やんじゃう人とか、SNSでのコミュニケーションにリアリティを持っている人は年々増えてきている感じはします。
でもそこに身体は付与されていないので、今のSNSで感じられるリアリティには限界がありますよね?
仮想空間上では身体を持てるので、圧倒的なリアリティが付与されます。
仮想空間上で、身体を持っている同士コミュニケーションを取れるとしたら、もっと平和な世界になるのでは?
もっとも他の問題も生じるだろうけど、仮想空間のコミュニティに参加する人は2020年以降増えていくはず。
そうなったときに、どうコミュニティが形成され、その中で行われるコミュニケーションを想像するのは面白い。
てなわけで、2019年をまとめると「Vtuberバブル」の一言につきます。
この記事で述べたように、2020年以降はVtuberが衰退し、アバターとして利用されるモデル(これはたぶんVtuberとは呼ばれない)が増えていくのではないかなーと思います。
ビジネス面で考えるとこれが現実になれば、2Dモデルの需要は激減するので、ビジネス的に考えるのであれば3Dに移行した方がいいかなーと。
3Dの需要はAR/VR/MRのすべてで需要あるから、もしこれから仕事決める人はかなり熱い業界になるかと。
あとデバイスが普及すれば、VR/AR映像を作れる人もかなり需要増えるかも。
5年後答え合わせしたいね。
終わり。
コメント