こんにちは!
Blenderでの3DCG制作を勉強中のUEDAです。
2020年6月3日(現地時間)にBlender2.83が正式リリースされました。
Blender2.83はLTS(Long Term Support)でのリリースとなるようですね。
今後2年間はこのバージョンで修正が提供されるようです。
また今回は、Blender2.8を始めたばかりの初心者の方向けのチュートリアルになります。
なので、インストールから基本設定は大丈夫!という方は②から見てください。

さて、このチュートリアルで作るものはキャップです!
Vroidモデルに被せる用に作りますが、ゆくゆくは自分で作ったモデルに被せれたら楽しいですね。
これは自分のものを参考に作りましたが、自分好みに変更するのは全然ありです!
Blender2.8をインストール
さて、まずBlender2.8をインストールしましょう。

こちらのページからBlender2.8をインストールしましょう。
ダウンロードしたインストーラーを起動させて、インストールを進めていきます。
ここは解説は必要ないと思いますので、ご自身で進めてください。
Blenderを起動
Blenderを起動させると、上のようなポップアップが表示されます。(バージョンによって画像が異なることがあります)
すべて後から変更可能ですが、一応解説しておきます。
基本的にデフォルトのままでいいと思います!
shortcuts
shortcutsはBlenderのショートカット設定の選択です。
これは好みですが、せっかく2.8を使うのであれば、デフォルトのままでいいと思います。
以前からBlenderを使っていて、そのままがいい人はBlender27Xを選びましょう。
Select With
これはオブジェクト(3Dの物体)を選択するときに、左クリックか右クリックかの設定です。
Blender2.79以前は右クリックでしたが、MAYAなどのソフトは左クリックなので、今回も左クリックにしました。
これも好みですが、デフォルトのままでいいでしょう。
Spacebar
これはスペースキーの機能を選択する設定です。
Playはアニメーションの再生ですが、こちらもデフォルトのままでいいと思います。
Theme
これはテーマの色です。これもデフォルトのままでいいでしょう。
基本設定をしよう!
さてここから、基本設定を解説していきます。
基本設定は人それぞれ異なりますので、僕が必要だと思う基本設定をメインに解説していきます。
モデリングソフトを触ったことない人はわからないことが多いかと思いますが、その場合は解説する設定をそのまま行ってください。
これらで基本的には大丈夫だと思いますが、その他に必要なものは個人的に調べてみください。
日本語化する
まず、英語だとみにくいので、日本語化をしましょう。
画面左上の”Edit”か”F4”から[Preferences]を開いてください。
その項目の中に[Interface]を開きます。
[Translation]のタブを開いて[Language]から日本語を選択すれば完了です。
[Automatic]では日本語にならない場合もあるので、気を付けてください。
下にあるチェックは全部付けましょう。
テンキーを模倣
次にテンキーを模倣ですが、ノートパソコンの方でテンキーがないという方にはオススメの設定になります。
テンキーを模倣すると、キーボード上部で視点切り替えをできるようになります。
編集→プリファレンス→入力からテンキーを模倣にチェックを入れましょう。
詳しくは次の記事で解説します。
Ctrl+Zで戻れる回数を増やす
Ctrl+Zでやり直しができるのですが、モデリングではこの回数を増やしておいた方が便利です。
よくやり直しは生じるので、変更しておきましょう。
編集→プリファレンス→システムからアンドゥ回数を100回ぐらいにしておきましょう。
多ければ多いほどいいですが、回数を増やすとPCが重くなるので、PCと相談しながら調整するといいと思います。
画面の調整
次に画面とビューの調整です。
まず上部のタブの中から、モデリングを選択しましょう。
Blender2.8では様々な操作画面が用意されていますが、モデリングはこの画面で行っていきます。
焦点距離を設定
Nキーを押すと、右側にタブが表示されます。
ここの焦点距離を以下のように調整しましょう。
焦点距離が短いと、オブジェクトに近づいたときに物体が歪み、モデリングがしにくくなります。
自動パースをオフ
3Dモデリングの見え方には平行投影と透過投影の2つがあります。
詳しく知りたい人は以下の記事を読んでみてください。
デフォルトでは視点を変えると、透過投影になってしまうので、これを変更します。
編集→プリファレンス→視点の操作から自動パースをオフにしてください。
これで、視点を変えても平行投影が維持されます。
最後にスタートアップファイルを保存
最後に、必ずスタートアップファイルを保存しましょう!
この工程を飛ばして、Blenderを閉じてしまうと次に開いたときにまた基本設定をし直す必要があります。
ファイル→デフォルトからスタートアップファイルを保存からを選択し、ポップアップが出るので保存してください。
これで保存が完了です。
今後アドオンと呼ばれるBlender内の便利ツールを使っていく機会も出てきます。
その際にも、スタートアップファイルの保存を忘れずにしてくださいね。
基本設定は後々カスタムしよう!
モデリングしていく中で、基本設定は自分用にカスタムしましょう。
自分にとって一番やりやすいように設定することで、より使いやすく成ります。
次は基本操作に関して解説していきます。

参考にしたサイト


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