こんにちは!
Blenderを勉強中のHyoketsuです!
今回はVRMという規格について紹介します!
VRMって?何ができるの?
VRソフトウェアやVtuber活動をするにあたって3Dのアバターを使用する場合、ソフトごとに依存した3Dモデルデータを用意し調整する必要がありました。
VRMの登場によりアプリケーション側での取り扱いを簡易化し、プラットフォームに依存しない「3Dアバターファイルフォーマット」が生まれました。
VRMはニコニコ動画などの会社のドワンゴが提案する規格の為、すべてのソフトウェアが対応しているわけではありませんが、今後は3Dモデルを用いるソフトウェアの大部分は対応してくる、もしくはしている最中だと感じています。
モデルを他ソフトに使用できる?
VRM対応のアプリケーションであれば同じアバターを使うことができます。
例えば、YoutubeやバーチャルキャストでVtuber活動をしながらcluster.などのVRワールドに遊びに行ったり、と同じモデルを別のソフトで用いることができます。
- 「cluster.」 ・・・VR体験プラットフォーム
- 「バーチャルキャスト」 ・・・バーチャルライブサービス
- 「3tene」 ・・・Vtuber向けトラッキングソフトウェア
例として挙げた3つのソフトではVRMファイルをアップロードするだけで簡単に導入することができます。
ほかのフォーマットとの比較
3Dファイル形式には種類があります。OBJやSTLなどがありますが、VRMとの比較であげられるのが「FBX」です。3Dモデリングで有名なMayaの会社が公開しているファイル形式です。
特徴としてはリグという3Dオブジェクトの骨格データが含まれています。
VRMの様にアニメーションやモデル製作では必須とあるデータです。
リアル系のモデルを制作しているクリエイターはFBXを用いている場合が多いようですね!
自分にとって使い勝手の良い方をメインにすると良いでしょう!
素材のモデルを用意する
VRMのモデルデータを用意するには複数方法があります。
Vroidを用いてモデルづくり
Vroidでモデルを作る方法になります。
Blenderほど細かい作りこみ方はできませんが、素体を元に自分のイメージを元に3Dモデルを作ることができます。
また、Vroidで作ったモデルをBlenderに取り込み、さらに微調整をするといった方法も存在するので使えていて損はないでしょう!
▲こちらでVroidの紹介をしているので参考にしてみてください!
Blenderを用いてモデル作り
Blenderで1からモデルを作る方法になります。
実際にVtuberが流行ってから3Dモデルを勉強して作れるようになった人はたくさんいます。
理想のバーチャル像がある人なら、無料でチャレンジしてみましょう!
▲このサイトではBlenderの使い方もまとめていますので、参考にしてみてください!
ココナラやBOOTHなどでモデルを購入
▼ココナラ
▼BOOTH
などのサイトでモデルを注文したり、既存モデルを購入したりできます。
もちろんですが、料金は発生してしまいます。
しかし、ご存じの通り3Dモデルを作るスキルは簡単に身につくものではなく、苦労や我慢を耐え抜いたからこそ身についたものです!
こちらでもモデルの依頼は受け付けております。
依頼をご検討の方は「お問い合わせ」からご連絡ください!
フリー配布のモデルを利用
フリーのVRMモデルを使用することもできます。しかし利用用途は限られている場合がほとんどで、みんなが使うことができるモデルは個性を出すことはできません。
しかし、自分のアバターをもつ楽しみはしっかり味わうことができます。
自分の手足が動く、その感動を体験しましょう!
Unityを使用してVRMを出力する
VRMはUnityソフトで3Dモデルを読み込み、VRMファイルフォーマットを書き出して導入する方法が主流です。
VRMをサービスにアップロード
VRMと一概にすべてに使えると説明しましたが、各サービス、アプリケーションごとの特徴があります。
cluster.
クラスターではアップロードするだけで使用ができます。
しかしファイルサイズが25Mb以下である必要や、下表のような制限があるため注意してください。
項目 | 上限 |
GameObjectの数 | 256 |
ポリゴンの数 | 32,000 |
メッシュの数 | 16 |
サブメッシュを含めたメッシュ数の合計 | 32 |
ブレンドシェイプの数 | 64 |
ボーンの数 | 128 |
マテリアルの数 | 8 |
サーバー側の負担軽減のため、多く負荷がかかる項目は制限されています。
バーチャルキャスト
バーチャルキャストはニコニ立体へアップロードし、外部アプリ許諾「バーチャルキャスト」を選択することで利用することができます。
Cluster.と比べると制限はありませんが、50000点のポリゴンが推奨されています。
3tene
3teneFREEというソフトを用いて無料でVRMモデルを動かすことができます。
パソコン上での処理になるため上記2つのサービスのような制限はありませんが、映像処理により負荷がかかるためPC性能に依存する形になります。
まとめ
現在3Dモデルを作れるソフトも多数あり、また3Dモデルを動かせるサービスも多数あります。しかし、サービスごとにファイル規格が違っていることでそれぞれ用意する必要がありました。
そこでこのVRMという規格が主流のモデルファイルフォーマットになることで煩わしい調整がかなり減少することになります。
現在VRMという規格はすべてのVRソフトで対応しているわけではありません。VRChatのように直接対応していないサービスもあります。
その反面、全身トラッキングするThreeDPoseTrackerや3teneの様にVtuberを始めるにあたって扱いやすいアプリケーションではVRMが主流になってきています。
Vtuberとして活動を考えているのであればVRMモデルを用意してYoutubeやバーチャルキャストで配信を行い、cluster.でファンと交流する生き方も魅力的だと感じました!
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