こんにちは。
今回は猫耳のモデリングに関して、制作ノウハウをまとめていきたいと思います。
日々案件をこなしておりますが、猫耳のモデルを編集する場面が結構あります。
猫耳の作り方に関しても、そこそこノウハウがたまってきたので、いくつか紹介していきたいと思います!
猫耳のパーツ分け
まず、猫耳のパーツ分けに関してです。猫耳はパーツ分けが重要です。
猫耳は大体以下のようにパーツを分けています。
猫耳の構成はそこまで差がないので、大体のモデルがこんな感じの分け方になります。
猫耳を1つのパーツで分けてしまうと、XYの動きを作るときに立体的に作ることができません。
前面・中・後ろと分けることで、XY軸の動きを作るときにより立体的に動きを作ることが可能になります。
もし、中の毛の影を後ろ耳につけるときはこちらも別パーツで分けましょう。
猫耳のモデリング
パーツ分けが完了したら、Live2Dにてモデリングを行っていきます。
- 瞬き
どれに連動させるかは好みですが、僕は瞬きにのみ連動させて動かしています。
あとはXY軸の動きに合わせて、揺れを作っています。
他にも呼吸に連動させてアイドリング動作にする方法や口の動きに連動する方法もあります。
今回は瞬きとXYの動きをメインに解説していきたいと思います。
デフォーマ構成
まずはデフォーマを以下のような階層で作りましょう。
瞬き用に1つ、揺れ用に2つ用意しました。
揺れに関しては1つでも作れますが、個人的には2つの方法が好みです。
XYのデフォーマは全体用とそれぞれで親子関係を作っています。
動作をつける
準備ができたら、動作をつけていきます。
瞬きの動作に連動させる
まず、瞬きの動作に猫耳の動作を連動させます。
瞬き用のデフォーマを瞬きのパラメータに適用させて、動きをつけましょう。
こちらは特にいうことはないので、こんな感じで動きをつければいいかと思います。
あまり、根本を動かしてしまうと猫耳自体が浮いて見えてしまうので、動かさないようにデフォーマを編集すればいいかと思います。
揺れの動作
揺れに関しては髪揺れなどと作り方は同じです。
1つ目のデフォーマには大きい動作をつけて、2つ目のデフォーマには先っぽの方の揺れを作ります。
こちらも瞬きの時と同じように頭と接続している部分に関しては、あまり動かさないようにしましょう。
XYの動きについて
最後にXY軸の動きについて解説していきます。
XYの動きは1番親のデフォーマで大体の位置を決めて、変形をそれぞれのデフォーマで行っていきます。
右を向く場合、左耳は中の毛が見えるように、右耳は隠れるように変形します(右を向く場合は逆)
下を向くときには両耳、前側の耳をかぶせるように変形させます。
上を向くときには中の毛が見えるように、前側の耳を変形させます。
斜めの調整が難しいですが、方向を考えながら変形させましょう。
猫耳のモデリングは難しい
案件で猫耳のモデリングをいくつかこなしましたが、結構難易度が高いです。
特にXYの動きを作るときに、苦戦します。可動域が広げるほど、耳の動きも難しくなりますね…。
猫耳のモデリングをきれいにできるようになったら、脱初心者だと思います!
ぜひチャレンジしてみてください。
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